FXで資産を増やすために必要な能力
トレードで資産を増やせる人に聞くと、色々な回答が出てくるかもしれません。しかし、ここでは3つに絞ります。
- デイスキャFXの理解
- 待つこと
- 資金管理
1デイスキャFXの理解
デイスキャFXでトレードしようとしているのに、手法を理解できていなければ、負けてしまいます。よって、手法を確実に理解しましょう。
なお、デイスキャFXフルセットには、取引の基本形だけでなく、応用形も収録されています。この応用形は、基本形を習得してから実行すべき内容です。
基本形と応用系の両方を使ってトレードすると、1日に取引できる回数がとても多くなります。しかし、取引の多さを求めて応用形からトレードを始めると、結果として基本形も応用形も両方とも習得できない可能性があります。
そこで、最初は少し我慢して、基本形の習得から始めましょう。
2待つこと
「待つこと」とは、デイスキャFXが想定するトレードチャンスが来るまで、いつまでも待ちましょう、という意味です。
たとえば、トレードチャンスが来たと思って売買したとします。しかし、それは間違いのトレードであり、損してしまったとします。
「損した!」
「次は利食いしてやる!」
このように気合が入りすぎると、トレードチャンスを待てなくなる場合があります。
「まだトレードできない!」
「まだか・・・?」
この感情が行き過ぎると、本当はトレードできない形なのに、「この形はトレードしても良いようにみえる!」と、判断基準が甘くなってしまい、結果として再び損してしまう場合があります。
以下、悪い方向に突き進んでしまうかもしれません。
逆に、調子が良い時も要注意です。「楽勝~♪」「連勝できて気持ち良い~」という感じで取引すると、トレードチャンスの判断基準が甘くなります。
「自分はFXで連勝しているし、これからも連勝できるし、ここは買いだ!」
という具合です。結果、どこかで大負けしてしまい、そこから調子を崩して損して終了、となりかねません。
調子が良い時も悪い時も、待つことが大切です。そして、トレードチャンスになったら、取引を開始します。
3資金管理
資金管理と言っても、ピンとこないかもしれません。そこで、例で考えましょう。
100万円持っているとして、50万円損しました。残りは50万円です。損失率は50%です。残った50万円を使って、元の100万円にするには、資金を2倍にしなければなりません。
100万円から50万円にするときは、50%の損失率です。なのに、それを元に戻すには100%の利益が必要です。
これを、様々な損失率について計算し、グラフ化したものが下の通りです。横軸は、損失率です。縦軸は、元の資金に戻すために必要な利益率です。
資金を95%減らしてしまうと、そこから元の金額に戻すには、1,900%の利益が必要です。すなわち、資金を20倍して、ようやく元に戻ります。
トレードでプラスにすることさえ大変なのに、20倍なんて困難です。
そもそも、資金を95%も減らしてしまうと、そこでギブアップしてしまうでしょう。「もうダメだ~」という感じになってしまいます。
そこで、損失率50%までの部分についてグラフ化しましょう。下の通りです。
50%の損失を出すと、100%の利益を出さないといけません。1,900%という数字を見た後ですので、100%は余裕に見えてしまうかもしれません。
しかし、100%ということは、資金を2倍にしなさいという意味です。とても大変です。
ということは、損しても復活できるように、損失率を少しでも小さく抑えておくことが大切です。連敗しても、損失率自体は小さな数字で済む。そのような数量でトレードすることが大切です。