デイスキャダイバージェンスのトレード手法
デイスキャダイバージェンスは、MACDのダイバージェンスに絞ったツールです。このため、「ゾーン」がありません。
「ゾーン」は、デイスキャFXフルセットやデイスキャシグナルで、ご紹介しています。
ゾーンを使う方法は、ダマシを減らして大きな利幅を狙える効果があります。その一方で、トレード頻度は低くなります。MACDのダイバージェンスを使う方法は、ゾーンを使う方法と比べますと、取引頻度が高くなります。
では、デイスキャダイバージェンスでご案内している手法の1つについて、概要をご案内します。
使用しているインジケータにつきましては、別ページ「利用するインジケータ」でご確認ください(デイスキャダイバージェンスでは、ゾーンを使用しません)。
MACDとダイバージェンス
MACDのダイバージェンスとコンバージェンスを自分で見つけるのは、簡単なこととは言えないでしょう。訓練が必要です。
しかし、デイスキャFXのMT4ツールでは、ダイバージェンスとコンバージェンスの線が自動で表示されます。とても楽です。
上のチャートのMACD部分をご覧いただきますと分かりますとおり、MACD部分にダイバージェンスの線が引かれたら、下向き矢印が表示されます。コンバージェンスでは、上向き矢印が表示されます。
買いの場合
下の図をご覧ください。下の絵は、必要な情報を抜き出した図になります。数字の順番に解説します。
1コンバージェンスの確認
最初に、コンバージェンスの発生を待ちます。上の図では、ZigZagの安値は右肩下がり、それに対応するMACDは右肩上がりの状態になっています。
この状態が完成してMACDがゴールデンクロスになると、コンバージェンス確定シグナルが表示されます。しかし、ここでは買いません。
2コンバージェンス転換ラインの設定
ZigZagの安値と安値の間に、高値となる部分があります。上の図でいえば、数字2の部分です。この点を含む水平線が表示されます。この水平線を、ここでは「コンバージェンス転換ライン」と呼ぶことにします。
3押し目を待って買う
コンバージェンスが機能すれば、為替レートは上昇するでしょう。コンバージェンス転換ラインとEMAを超えて上昇します。
その後、押し目をつけたら、買います。上の図の3の部分です。買いで取引するための具体的な条件は、以下の通りです。
- 現在の為替レートがEMA(黄色い線)の上にある
- ZigZag(ジグザグ)で押し目になっている
- MACD(マックディー)の2本の線が、両方ともゼロよりも上にある
- 取引開始予定レートとEMAの距離が、概ね10pips以内である
1から2が満たされたうえで、MACDがゴールデンクロスになったら、取引開始です。
決済ポイント
以上の手法で取引を開始したら、決済注文を出します。利食い位置の設定方法は複数ありますが、ここでは1つ紹介しましょう。
利食い方法
下の図を見ながら、下の文章を確認してください。
取引すべきと確定した点から、ジグザグの底値までの距離を計算します。その距離をYとします。その距離と同じだけ、取引すべき点から進んだところが、利食いポイントです。
損切り方法
次に、損切り方法を確認しましょう。
損切りポイントは、取引を開始した位置から垂直に線を伸ばして、EMA(黄色い線)と交わった為替レートのすぐ下です。目安としては、EMAの為替レートよりも1pipから2pips下あたりです。
以上の簡単な解説とチャートをご覧いただいて、どのように感じるでしょうか。難しいでしょうか。それとも、簡単でしょうか。
実際には、解説書を理解する難易度よりも、理解した内容を実際のチャートに反映する方が、難易度が高いです。
これは、練習で経験値を上げて対応します。
プロサッカー選手は、生まれながらにしてプロ選手だったわけではありません。ルールを学び、練習を積んで、プロになっています。
この点、デイスキャFXも似ています。
以上が、デイスキャダーバージェンスを利用した買いトレードの概略説明になります。売りトレードは「トレード手法の動画解説」にてご案内しています。
なお、デイスキャFXシリーズのフルセット版を、期間限定で無料で利用可能です。下記【関連・参考ページ】のリンク先ページでご確認ください。
無料お試し版をご利用いただく前に、動画でトレード方法を確認したい方は、次のページにお進み下さい。
- 関連・参考ページ
- デイスキャFXシリーズフルセット【無料お試し版】